ハイエースバンの乗り心地『突き上げ』『跳ね返り』を劇的に改善する!~足廻りパーツと共に原因と解消法を徹底解説~
ハイエースバンは”貨物車”。それでも乗り心地は改善できる
200系4型以降改善されつつあるハイエースの乗り心地。それでも一般的なミニバンや乗用車に比べると、乗り心地が良いとは言えないのが現状です。
中でも『ハイエースバン』は貨物用に設計されているため、現在でもその乗り心地は快適とはいえません。
「段差を越えるときの突き上げがキツい」や「車線変更時のふらつきが不快」など。
購入店で「乗り心地を何とかしてくれ」と頼んだら「ハイエースの乗り心地は、こんな感じだよ」と一蹴されたという話もある程です。
しかし、それはあくまで純正パーツのままで乗った場合のお話。
原因を理解し、それぞれに適したパーツ選定(と調整)を行えば、ハイエースバンであっても乗り心地は必ず改善されます。
[目次]
■ハイエースバンで解消したい2大不快感
1. 突き上げ(跳ね返り)を解消する
-突き上げ(跳ね返り)の原因は?
-なぜバンにだけ『突き上げ感(跳ね返り)』があるのか
-突き上げ(跳ね返り)の解消法、3つの考え方
①リーフスプリングを交換して突き上げを抑えよう
②ヘルパーリーフが効き始めるタイミングを遅らせよう
③高性能ショックアブソーバーでに交換し、最適バランスに調整しよう
2. 横揺れ、ふらつきを解消する
-横揺れ、ふらつきの原因は?
-横揺れ、ふらつきの解消法、2つの考え方
①リアスタビライザーを交換して横揺れ・ふらつきを抑え込もう
②フロントスタビライザーを交換して横揺れ・ふらつきを抑え込もう
■この記事のまとめ
■ハイエースバンで解消したい2大不快感
下記に代表的な症状を2つ挙げてみました。
- 段差等での突き上げ(強い跳ね返り)
- 横揺れ、ふらつき
それでは、バン特有の不快感と解消法を、詳しく見ていきましょう。
1. 突き上げ(強い跳ね返り)を解消する
突き上げ(強い跳ね返り)の原因は?
ハイエースバンの乗り心地の中でも、不快感NO.1と言っても過言ではない『突き上げ(強い跳ね返り)』。
特に4ナンバー・1ナンバーのハイエースなどは、橋の継ぎ目やちょっとした段差に突っ込むと、リアが『ドカン!』と弾んだりしないでしょうか?
セカンドシートに乗っていた家族に、「乗り心地が悪い」と言われた方も多いと聞きます。
バンは耐久性と高速安定性に優れるというメリットがある反面、ちょっとした段差でも突き上げを受けるというデメリットがあります。
ご存じだったでしょうか。実はこの不快感、ハイエースワゴンでは感じられないものなのです。
なぜバンにだけ『突き上げ感』や『跳ね返り』があるのか
同じハイエースでも『バン』と『ワゴン』で、乗り心地が違います。
よく言われるのが
バンは『段差での突き上げがひどい』
ワゴンは『フワフワして安定しない』
という感覚の違い。
バンとワゴン、それぞれに使用されている ”スプリングの仕様” が異なっている為、同じハイエースでも乗り心地に違いが生じるのです。
ハイエースバンとハイエースワゴン、スプリングの構造
具体的な突き上げ解消法の前に、ハイエースのスプリングについて見てみましょう。
貨物車として開発されたハイエースには、乗り心地よりも耐久性や、スペース確保を重視した板状のバネ ”リーフスプリング” が使用されています。
このリーフスプリング、同じハイエースでも、バンとワゴンで構造に大きな違いがあります。
その違いとは・・・
ヘルパーリーフの有無です。
ヘルパーリーフという、ハイエースの乗り心地を左右するパーツが、
ハイエースバンには有り
ハイエースワゴンには有りません
※ヘルパーリーフとは
ヘルパーリーフは、ハイエースバンのリーフスプリング下側に装着されている、硬く耐久性のある鉄のバネ
上側の軟らかい板バネを補強する働きがある
弓型の板バネ(2枚)の下に、
補強用の硬い『ヘルパーリーフ』が付いている
弓型の軟らかい板バネ(4枚)
だけで構成される
ヘルパーリーフの働き
通常ハイエースは、リーフスプリング上部の板バネだけで道からの衝撃を吸収しています。
しかし荷重が大きい時や、段差などでホーシングが上方に持ち上げられた時など、バネは弓状から水平状に変形し、車体と共に下側(道路側)に下がります。
この際、板バネが伸び切って(道路にぶつかるまで下がってしまわないよう)、下から支える働きをするのが『硬く耐久性のあるヘルパーリーフ』なのです。
ただ、ヘルパーリーフが板バネを支える際、両者がぶつかり合うことで、車体に強い衝撃を与えることになります。
これが俗に言うハイエースバンの『突き上げ感』です。
そして、一度水平(状)になった板バネが、元(の弓状)に戻ろうとする際、その反発力でリーフが車体に強い衝撃を与えることがあります。
これが俗に言うバンの『強い跳ね返り』です。
まとめると、
ヘルパーリーフのおかげで、ハイエースバンは1,000kgという設定荷重に耐えることができる。しかしその硬さゆえ、車体に突き上げや跳ね返り感を生じさせるというデメリットがある。と、なります。
ポイント☞ ヘルパーリーフは高耐久性だが、衝撃も与える
突き上げ(強い跳ね返り)の解消法、3つの考え方
それでは、突き上げ(跳ね返り)を緩和する3つの考え方をご紹介します。
解消法1.ヘルパーリーフの無いスプリングに交換 ☞ 手早く大きな改善が見込める
解消法2. ヘルパーリーフが効き始めるタイミングを遅らせる ☞ 解消法1の代替案
解消法3.高性能なショックアブソーバーに交換、調整 ☞ 解消法1と併用で劇的に改善
それでは1つずつ見ていきましょう。
解消法1:ヘルパーリーフの無いスプリングに交換
リーフスプリングを交換して突き上げを抑えよう
バン特有の不快感は、板バネがヘルパーリーフと衝突する時、または弾き返される時だということは前述の通りです。
だとすると『突き上げ感』『跳ね返り』だけを解消したいなら手っ取り早く、
ヘルパーリーフを取り除けばよい
となりますよね。
しかし誤解しないでください。
単純にバンリーフからヘルパーリーフを取り除いたり、ワゴンリーフに付け替えたりすると、軟らかくなりすぎるだけでなく、耐久性が無くなったり衝撃がひどくなったりして、不快感が増すことになります。
この場合の正解は、
ヘルパーリーフが無くても、バンの荷重に耐えうるだけの強度を持ったスプリングに取り替えること
となります。
ポイント☞ ヘルパーリーフ無しでも耐久性あるスプリングに交換
ユーアイビークルのご紹介
ここまでお読みいただいた方には、リーフスプリングの選定が重要なポイントであるとお分かりいただけたかと思います。
とはいえ、どのようにして適正なリーフスプリングを探せばよいか、戸惑われることでしょう。
硬さや板バネの枚数も様々。市場には安価なだけで低品質な製品も多く出まわっています。その中から最適なパーツを選ぶのは、至難の業かと思われます。
もしもパーツの選定で迷われているなら、ユーアイビークルのオリジナルパーツをご検討ください。
ユーアイビークルは長い期間にわたり、「ハイエースの乗り心地を何とかしてほしい」というお客様の要望に応えるべく製品開発を続けてきた『ハイエース専門ブランド』です。
その同社が自信をもってお勧めする『オプティマリーフ』は、ワゴンリーフのしなやかさと、バンリーフの強さを兼ね備えた、『突き上げ感』を取り除いてなお、ハイエースバンの荷重に適応する、究極のリーフスプリングだと自負する逸品。
ユーアイビークルのオプティマリーフはここが違う!
- ワゴンリーフのしなやかさと、バンリーフの強さを兼ね備える
- 高性能、高安定性のオリジナルカスタムパーツ
- 脆弱な他社製品を凌駕する高耐久性
一方、コシの強さを備えているため、軟らかくなりすぎることもない。
バンの荷重にも充分耐えうるというわけだ。
取り付けまで
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●ハイエースの乗り心地改善(パーツ選定、取付け)は、ユーアイビークルにご相談を
もし本記事をお読みいただいただいた後も、パーツの選定方法等不明点がございましたら、ユーアイビークルにご相談ください。
お客様の車両タイプやご要望、コスト等に合わせ、ベストな方法を提案させていただきます。もちろん取り付けも承っております。
解消法2. ヘルパーリーフが効き始めるタイミングを遅らせる
ヘルパーリーフが効き始めるタイミングを遅らせよう
次に紹介するのが『ヘルパーリーフの効きを遅らせる』という考え方です。
『バン特有の突き上げ』を取り除くには『適切なリーフスプリングへの交換』が最も効果的であることは、前述の通りです。しかしコスト面を鑑み、「もう少し安く済ませたい」というお客様もいらっしゃるでしょう。
その場合は下記の工法がお薦めです。
A案:ヘルパーリーフ逆付け(3型以前のハイエース限定)
B案:リーフバッファプレート/ウレタンストッパー交換
それでは、A案/B案それぞれ見ていきましょう。
A案:ヘルパーリーフ逆付け(3型以前のハイエース限定)
ヘルパーリーフを純正と逆の向きに装着し直すことで、上側の板バネがヘルパーリーフに当たるまでのタイミングを、少しでも遅らせようというアイデアです。
ただし、効果的なのは3型以前のハイエースに対してのみ、となります。
実はこの工法、当社ユーアイビークルが市場に先駆け行っていた専売特許とも言えるアイデアで、「低コストで効果あり」と多くのお客様から好評を博していました。
しかしその後(2013年発売のハイエース4型から)、純正ヘルパーリーフの形状が、3型以前のヘルパーリーフを逆付けした時と類似のものになった為、何もしなくてもこの効果が得られるようになったのです。
4型以降『突き上げ感』がなくなったわけではなく、逆付けで得られる効果が以前ほどではなくなった、ということなのですね
B案:リーフバッファプレート/ウレタンストッパー挿入
『リーフバッファプレート挿入』も『ウレタンストッパー交換』も、『ヘルパーリーフ逆付け』と同じ目的で行われます。上側の板バネとヘルパーリーフの間にプレートが挟まれている分(またはウレタンストッパーが純正より薄い分)、板バネがヘルパーリーフに当たるタイミングを遅らせることが可能になります。
解消法3.高性能なショックアブソーバーに交換、調整
高性能ショックアブソーバーに交換し、最適バランスに調整しよう
『突き上げ』の解消法には、もうひとつ重要な要素があります。
ショックアブソーバーの選定です。
ショックアブソーバー(衝撃吸収装置)は、その名称と形から、『衝撃を吸収するバネ』だと見られがちです。しかし、実はそれ自体が道からの衝撃を吸収するのではなく、段差等で伸びた(平らに近づいた)リーフスプリングの板バネが、ヘルパーリーフに弾き返される時の ” 跳ね返り力を緩和する ” ために使用されるパーツなのです。
※ショックアブソーバーとは
ショックアブソーバーは、リーフスプリングの突き上げ(跳ね返り)を緩和する役割を果たす。
大切なのはショックの “ 減衰力とリーフスプリングのバランス ”
よく「高性能なショックアブソーバーに交換すれば、突き上げは無くなりますか?」という質問をいただきます。しかし一概にそうとは言い切れません。
確かに、硬いスプリングを使用している場合、”減衰力(後述)” の高いショックアブソーバーでなければスプリングの跳ね返り力を抑えきれず、車体がもろに衝撃を受けることになってしまいます。
とはいえ、軟らかめのスプリングを使っているハイエースに、”減衰力” が高すぎるショックアブソーバーを組み合わせると、バネを押さえつけすぎて遊びが無い状態で走行し、次の段差で更に大きな衝撃を受けてしまう、ということになってしまいます。
減衰力とは?
『減衰力』とは、重力や衝撃で平らに伸びたバネ(リーフスプリング)が、元に戻ろうとする速度を遅らせる力のことを言います。
①(ホーシングが上に上がり)リーフスプリングが伸びる(水平に近づく)と
②ショックアブソーバーは縮む
①リーフスプリングが弓状に戻る時
②ショックアブソーバーは伸びる
※純正ハイエースのスプリング(ショック)が、縮んだ秒数と同じ秒数で戻ると仮定した場合、減衰力の高いショックアブソーバーの場合は、縮んだ秒数の倍以上の時間をかけて、ゆっくり戻るといったイメージ。
このように、『硬くて跳ね返りの強いスプリングを使用している場合は高い減衰力のショックアブソーバー』を、『軟らかく跳ね返りも弱いスプリングを使用している場合は減衰力も低めのショックアブソーバー』を、合わせなくてはいけません。
スプリングは跳ね返りすぎても、抑えつけすぎてもいけないのです。
理想的なのは、平らに伸びたリーフスプリングが『元の位置までゆっくりと戻り、それ以上に跳ね上がらない』状態です。それが可能な減衰力のショックアブソーバーを選定し、適正に調整することが重要だといえます。
ショックアブソーバーの減衰力調整ダイヤルについて
前項で”調整”という言葉を使いました。ショックアブソーバーには減衰力を調整するダイヤルがあります。
このダイヤルで適切な減衰力に調整することも重要なポイントと言えるでしょう。
☞ポイント:適正なショックアブソーバーへの交換、適正な調整
ショックアブソーバーを交換しよう!
ここまでお読みいただいた方には、如何にショックアブソーバーの選定が重要か、お分かりいただけたかと思います。
ただ、ショックアブソーバーも、どのように選び調整すればよいのか、一般の方では判断しづらいのが現実です。
「跳ね返りが強いから減衰力が高いショックアブソーバーに交換すればいいのでしょう?」という単純なものではありません。
用途も貨物車用に設計されたものから、乗り心地重視のものまでさまざまです。数字を大きくすることでバネの入力(縮み)側が過度に硬くなってしまうショックアブソーバーもある為、調整も難しいと感じることでしょう。
ユーアイビークルのご紹介
もしも今、迷われているなら、ぜひユーアイビークルのオリジナルパーツをご検討ください。
当社ユーアイビークルは『ハイエースの突き上げ(跳ね返り)』に対するお客様の要望に応えるべく製品開発を続けてきました。
その同社が自信をもってお勧めする『コンフォートショックアブソーバー14段階 (ノーマルストローク/ショートストローク)』は、“スムーズに縮め、できるだけゆっくり戻す” という特徴を持つ『減衰力の高い』ファミリー向けのショックアブソーバーです。
ノーマルストロークとショートストローク、共にショックアブソーバーを外すことなく、手軽に14段階の減衰力調整が可能。それぞれ長さが違うだけではなく、減衰力の範囲にも差をつけた、こだわりの逸品。
ユーアイビークルのショックアブソーバーはここが違う!
- 高い減衰力、高安定性の国産オリジナル
- スムーズに縮め、ゆっくり戻すファミリー向けパーツ
- 低機能類似品を凌駕する14段階調整
オプティマリーフと併せ、本品への交換が『突き上げ』を改善する最短、最良の方法だと、自信をもってお勧めさせていただきます。
●ハイエースの乗り心地改善(パーツ選定、取付け)は、ユーアイビークルにご相談を
もし本記事をお読みいただいただいた後も、パーツの選定方法等不明点がございましたら、ユーアイビークルにご相談ください。
お客様の車両タイプやご要望、コスト等に合わせ、ベストな方法を提案させていただきます。もちろん取り付けも承っております。
2. 横揺れ、ふらつきを解消する
横揺れ、ふらつきの原因は?
それでは次に、バンに限らずワゴンにも発生する『横揺れ、ふらつき』について見ていきましょう。
ハイエースを運転していて、車線変更する際やカーブを曲る時など「フロントは素直に曲ってくれるのに、リアがワンテンポ遅れてくるような感覚がした」という経験はないでしょうか。山道などカーブが続く道では、「ひどい車酔いをした」という話も聞きます。
特にカーブを曲がるときなど、車が傾くと外側に車重が偏り、一方のタイヤだけに過度な重量がかかることになります。
これを ”ロール” と呼ぶのですが、ハイエースはこのロールを抑える機能が、一般乗用車に比べ劣っているといえます。
カーブや車線変更時、遠心力が外側にかかることで車体を傾けたり、
一方のタイヤだけに過剰に重量を加える力のこと。
それに加え、ハイエースのようにドライブポジション(運転者の位置)が高い車には、バン、ワゴンに関わらず、揺れや横風のあおりを受けやすいという欠点まであります。メトロノームをイメージして頂くと分りやすいかもしれません。
・ハイエースが横風や遠心力に弱い理由
ハイエースが横風や遠心力に弱い理由。これもまた『リーフスプリング』にあります。
ハイエースのスプリングには、一般乗用車に使われるコイル状のバネではなく、
前輪側(フロント)にはトーションバーという棒状のバネが、
後輪側(リア)にはリーフスプリングという板状のバネが、
それぞれ使われています。
なぜこのようなバネが使われているかというと・・・
1つはスペース確保の為です。前輪部のバネは、すぐ上にある座席部を、後輪部のバネは、すぐ上にある荷室のスペースを確保するため、コイルスプリングのように高さのある縦長バネではなく、トーションバーやリーフスプリングのような高さのないバネを使用しているわけです。
もう1つの理由は、耐久性の問題。貨物車として開発されたハイエースには、最大積載量1,000kgという設定があるため、一般乗用車より耐久性の高いバネが必要となるのです。
特にハイエースバンのスプリングには、荷室の荷重に耐えらるだけの高い強度が要求されます。その結果リーフスプリングが採用されているわけですが、実はこのスプリング、縦方向の抵抗には強い反面、横からの加重に対しては弱い、という欠点があるのです。
↓ハイエースに使用されるリーフスプリング
ロール(横揺れ)を抑えるにはスタビライザーが必要
ハイエースに限らず、全ての車には様々な方向からの抵抗がかかります。特に車高の高いハイエースは、振り子の原理で横風、カーブの遠心力(ロール)を受けやすくなります。
それに加え、横からの抵抗に弱いスプリングを採用していることで、ハイエースは ”特に横からの抵抗に弱い車種” となってしまっているのです。
この ”ロールや揺れ” を抑えるために、一般乗用車をはじめほとんどの車には、フロントだけでなくリアにも “ スタビライザー ” というパーツが装着されています。
※スタビライザーとは
カーブを曲る際、タイヤはグリップしているものの、ルーフは遠心力で外側に傾いてしまう。このロールを抑制してくれるのがスタビライザーだ。
しかしながら、純正ハイエースには、その車高の高さにも関わらず、リア(後輪)スタビライザーが装着されていません。
ハイエースの乗り心地を損ねている最大の要因と言ってもいいでしょう。
横揺れ、ふらつきの解消法
横揺れ、ふらつきの解消法、2つの考え方
リアスタビライザーを交換して横揺れ・ふらつきを抑え込もう
「横揺れ、ふらつきを止めたい」という場合、純正ハイエースには付いていない『リアスタビライザー』を装着することが最も効果的といえます。
リアスタビライザーは乗り心地改善の必須アイテム
純正のハイエースには、バン車であってもワゴン車であっても、リアスタビライザーは装着されていません。
ほとんどの一般乗用車に標準装備されているにも関わらず、です。
ここでも ”ハイエースは貨物車として設計された” という背景がうかがい知れます。『乗り心地よりも低コスト化』を優先させたのでしょう。
しかし、ハイエースが横からの抵抗に弱い車種である以上、リアスタビライザーは必須と言えます。
実際、リアスタビライザーを追加されたお客様は皆、その乗り心地の変わり様に驚かれます。
もともと無いところに追加する為、その違いは歴然。「運転の疲労が抑えられ、車格も2ランクほど上がったように感じる」というコメントが常に寄せられる程です。
☞おすすめ:リアスタビライザー装着
ユーアイビークルのご紹介
リアスタビライザーの装着(追加)が如何に効果的であるかは、ここまで説明させていただいた通りです。ただしリアスタビライザーであれば何でもいいというわけではありません。
市場にはさまざまな製品が氾濫しています。安価なだけで耐久性が低いものも少なくありません。
そのため、本稿ではユーアイビークルの製品をお勧めさせていただいています。
下記にご紹介する『リア追加スタビライザー』は、ユーアイビークルがハイエース200系(2WD/4WD)専用に、何度もテスト走行を繰り返した結果開発された日本製のオリジナルスタビライザー。
ユーアイビークルのリアスタビライザーはここが違う!
- 高性能、高安定性の国産オリジナル
- 乗り心地の良さとロール抑制を同時に実現
- 他の脆弱な類似品を凌駕する極太ボディ
ハイエース200系(2WD/4WD)専用に、太さや剛性を計算し開発された当社独自のスタビライザーは、乗り心地の良さとロール抑制を同時に実現。
綿密な剛性計算の結果生まれた極太ボディは、他の類似品では真似の出来ない、乗り心地の良さとロール抑制を同時に実現する優れものといえます。
フロント(前輪側)スタビライザーの交換は必要か
一方、フロントスタビライザーは、ハイエースに標準装備されています。
「もともと付いているなら何もしなくていいのでは?」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
純正のフロントスタビライザーを、剛性の高い、太いスタビライザーに換えることで、ハイエース特有のふらつき、直進安定性やコーナーリングの旋回性能を大幅に向上させられます。
前述の通り、横揺れやふらつきを解消したいお客様に対しては、まずリアスタビライザー装着をお勧めしています。しかしその際、フロントが純正のままだと「フロントとリアの間で、剛性のバランスが崩れてしまう」という問題が起こりえます。
フロントスタビライザーを交換して横揺れ・ふらつきを抑え込もう
ハイエースで頻繁に発生する横揺れやふらつきを抑えるには、リアスタビライザーを装着することが最も効果的です。さらにフロントも交換すれば、劇的な改善につながります。
セットでスタビライザーを装着される場合、フロントとリアのメーカーを揃えるのが望ましいでしょう。
ユーアイビークルのご紹介
ここでご紹介するのは、ユーアイビークルがハイエース200系専用に、リア追加スタビライザーと同時開発した『ハイエース200系 フロント強化スタビライザー』です。
ハイエースパーツの専門店である当社が、長い年月をかけ開発した極太スタビライザーは、綿密な剛性計算とテスト走行を繰り返し市場化された国産オリジナルパーツです。ハイエース特有のふらつき、左右のバタつき(ロール)を抑え、直進安定性やコーナーリングの旋回性能を大幅に向上させます。
ユーアイビークルのリアスタビライザーはここが違う!
- 高性能、高安定性の日本製オリジナル
- 綿密な計算の結果、大幅に剛性をアップ
- 他の脆弱な類似品を凌駕する極太ボディ
2WD用 標準ボディ
純正比率、標準ボディ用143%剛性アップ。
2WD用 ワイドボディ
純正比率、ワイドボディ用129%剛性アップ。
4WD用 標準ボディ/ワイドボディ
純正比率、標準ボディ用、ワイドボディ用ともに129%剛性アップ
☟下記動画で、ハイエースの乗り心地が劇的に改善される様子が、お判りいただけます。
●ハイエースの乗り心地改善(パーツ選定、取付け)は、ユーアイビークルにご相談を
もし本記事をお読みいただいただいた後も、パーツの選定方法等不明点がございましたら、ユーアイビークルにご相談ください。
お客様の車両タイプやご要望、コスト等に合わせ、ベストな方法を提案させていただきます。もちろん取り付けも承っております。
■この記事のまとめ
ハイエースバンの乗り心地改善記事はいかがでしたでしょうか。
最後にまとめると、
●突き上げ(強い跳ね返り)を解消するには
1.リーフスプリングを交換する
2.ショックアブソーバーを交換する
●横揺れ、ふらつきを解消する(ロールを抑える)には
1.リアスタビライザーを交換する
2.フロントスタビライザーを交換する
となります。
ただし、適当にパーツを購入し、交換すればOKというわけではなく、必ずご自身のハイエースに適したパーツを選び、適切な調整を行う、ということが大事だと、最後にもう一度お伝えさせていただきます。
この記事によって、少しでも皆様のカーライフが快適なものになりましたら、これ以上の喜びはありません。