車中泊を快適に過ごすには!? ~場所、注意点、アイテムなど~
車中泊を快適に過ごすには!? ~場所、注意点、アイテムなど押さえておきたいポイント~
コロナ禍や近年のキャンプブームで、人気が高まる車中泊。
ネット上で「そういえば車中泊という文字を見かけた!」という方も多いのではないでしょうか。
『車で寝泊り』と聞くと「運転席のシートを倒して眠るの?」と思う方もいれば、「大型のキャンピングカーで生活することだよね?」というイメージを持たれる方もいらっしゃるでしょう。
しかし最近では、普段使っているワンボックスカーを手軽にカスタマイズし『キャンピングカー風』に変身させたり、荷室にベッドを設置し『足を伸ばして寝泊り』したりすることが手軽に出来る便利パーツが充実してきました。
それに伴い、車中泊の注目度も加速度的に向上、今やブームになったと言っても過言ではありません。
本稿では、そんな車中泊を快適に過ごすためのポイントや注意点、また簡単なカスタマイズ方法(カスタムパーツ)まで紹介したいと思います。
[目次]
1.車中泊を快適に過ごすため、押さえておきたいポイント
・場所
・防犯対策(安全性確保)
・安眠・安息の確保
・マナー面
・暑さ対策
・虫対策
・健康面
2.車中泊にお勧めのワンボックスカー
・ハイエース
・エブリイ
・ジムニー/ジムニーシエラ
・キャラバン
・アルファード/ベルファイア
3.ユーアイビークルの車中泊用カスタムパーツ
・ベッドキット
・遮光パッド/カーテン
・防虫ネット
・スクリーンドア
・防音材
・その他のカスタムパーツ
4.終わりに
ハイエース、ワンボックスカーのカスタムパーツのことなら、ユーアイビークルへ
車中泊を快適に過ごすため、押さえておきたいポイント
・場所
場所の事前確認は必須!
車中泊の成功・不成功を分ける、最も重要なポイントといえるのが、場所の確保ではないでしょうか。
確かに『駐車スペースさえあれば、いつでも、どこでも眠れる』と、いうのが車中泊最大の利点。
しかし、ちょっとした休憩ならともかく本格的な宿泊となると、それなりの場所と、事前の確認が必要になります。
一般的には、『サービスエリア』や『道の駅』などが、周りに人も多く比較的安全なため、車中泊に適した場所と考えられています。トイレやレストラン、売店など、生活に必要なものも大体揃っていて、何かと便利。
しかしサービスエリアや道の駅は、あくまで休憩場所。宿泊を目的とした場所ではないのです。
国土交通省のHPにも、下記のような記載がありますので、よろしければご参照ください。
ー下記、国土交通省HPからの引用ー
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。
-国土交通省>道の相談室>休憩施設「道の駅」より-
長時間の駐車を禁止している場所もあります。『サービスエリア』『パーキングエリア』『道の駅』等での車中泊を検討されている場合、事前確認しておくことをお勧めします。
このように『車中泊する』ということが前提の旅行であるなら、 『宿泊が認められている道の駅』や『オートキャンプ場(RVパーク)』を事前に探し、計画的に移動、宿泊するのが快適な旅をするために必要な条件と言えるでしょう。
参考(外部リンク)
“山奥”や”へき地”など、ひとけの無い場所での車中泊は危険
「山奥なら予約や事前確認は不要だ!」というワイルドな方もいらっしゃることでしょう。
しかし、人が少ない場所(特に山奥など)での車中泊は、犯罪、天災、体調の急変など、何か緊急事態が起こってもすぐに助けを呼ぶことができず危険です。
車中泊をするなら、人の多い場所で、事前に宿泊の可否を確認してから出発されることをお勧めします。
参考(外部リンク)
・防犯対策(安全性の確保)
プライバシー保護!カーテンなど目隠し類は必ず準備していこう!
キャンプ場、サービスエリア、道の駅、また、山の中など、いずれの場所での車中泊にせよ、車内が丸見えというのは防犯的によくありません。
必ずカーテンなど、中が見えないようにできる目隠し類を準備しておくことが、防犯面でもプライバシー保護の観点からも重要だと言えるでしょう。
特に女性や子供がいる場合は、必ずカーテンなどは用意しておきたいですよね。
・安眠・安息の確保
暗室づくり
プライバシー保護に必須のカーテン類ですが、実はそれだけでなく、車中泊においては安眠や安息にも役立ちます。
道の駅やオートキャンプ場などは、普段から人が多く、車のライトがまぶしかったり、常に周りが明るかったりしますよね。
そんな時、カーテンや仕切りがあると、車外から受ける影響をかなり抑えることができ、大変重宝します。
特に遮光性のあるカーテンやパッド類は、暗室を作ることが出来るのでお勧めです。
さらに、防音性のあるパッドなどであれば、遮光、プライバシー保護、防音と、一石三鳥。大活躍間違いなしですね!
防音対策
外部の雑音・騒音も、人の多い場所での車中泊には避けられない問題です。
防音材や遮音材をあらかじめ装着しておく、耳栓を用意しておく、などの準備をされておくことをお勧めします。
また(上記でも触れましたが)、防音効果のある遮光パッドなどであれば、一石三鳥。特にお勧めです。
・マナー面
エンジンのかけっぱなしは『環境』にも『近隣』にも『お財布』にも良くない
次に気をつけていただきたいのが、エンジンを駆けたままの駐車。
言うまでもありませんが、環境にも悪く、近隣への騒音にもつながる『マナー違反』となります。
これはサービスエリア、道の駅に限らず、キャンプ場であっても同じで、禁止を明言している場所さえあるほど。
また、エンジンを駆けたままにしておくと、必要以上にガソリンを消費し、経済的にもよくありません。
車内に排ガス(一酸化炭素)が入り込み、窒息したり中毒になったりするという危険性まであるということを覚えておきましょう。
・暑さ対策
前述の通り、エンジンを駆けたままの駐車は、マナー面でも安全面でもよろしくありません。
「分かっているけど、真夏はクーラーをつけないと暑くて眠れない・・・」という方もいらっしゃるでしょう。
お気持ち、よくわかります。
雑な言い方をすると「真夏に車中泊はしない方がよい」となってしまいますが、方法次第では、不快感を軽減することが可能です。
以下に、暑さ対策を2通り紹介していますので、「どうしても真夏に車中泊がしたい」という方は、参考にしてみてください。
※寒さ対策については、充分な防寒具や防寒服、また保温アイテムなどを準備しておけば、よほどの極寒地でなければしのげると思いますので、ここでは真夏の暑さ対策のみ言及いたします。
① 宿泊場所には高地や避暑地を選ぶ
高地や避暑地などは比較的気温が低く、夏であっても過ごしやすい場所があります。窓を開け、風通しをよくして眠れば、それほど暑さが苦にならないことも。
そういった場所で(安全面なども充分にチェックした上で)車中泊をするというのがひとつの方法です。
【窓を開けて眠る場合は、最大限の安全対策を!】
- 窓の隙間は手が通らない程度にしておき、必ずドアのロックをして眠るようにしましょう。
※窓部分にスクリーンドア(小窓用網戸)を設置する、複数人いる場合は、交代で眠るというのも効果的な防犯対策になります。 - 防虫対策もしっかりしておきましょう。
- 現地についてから「これほど暑いとは思わなかった!」とならないよう、事前に現地の気温を調べておくことも、予想外の事態を回避する有効な方法と言えるでしょう。
②外付けエアコンを準備する
キャンピングカーの中には、家庭用エアコンが取り付けられた車種もあります。
家庭用エアコンであれば、ソーラーバッテリーや外部電源などを利用し、停車中に使うことも可能ですよね。
ただし、これは、あくまで家庭用エアコンが装着された車の場合。
通常のワンボックスカーには、家庭用エアコンなど付いていませんので、電池や携帯用バッテリーで動く『ポータブルクーラー』や『ポータブル扇風機』を持ち込むという方法が考えられます。
もちろん車(本体の)のクーラーや家庭用エアコンのような効き目はありませんが、「無いよりは・・・」という程度にお勧めいたします。
・虫対策
夏の車中泊での、もう一つの悩みが『虫』。
クーラーが使えないため少しでも風通しをよくしようと、窓を開けたまま眠ることがあるかと思いますが、窓を少しでも開けていると、当然のように『虫』が侵入してきます。
これを防ぐため、防虫グッズ(防虫ネット/防虫スプレー/防虫アプリなど)は必需品といえるでしょう。
① 『窓全開でも大丈夫』な場所なら
窓やドアを全開にしても安全な環境下(起きているとき、または家族や友人が周りにいるとき)であれば、防虫ネットが断然お勧めです。
車内を閉めきっている場合であれば蚊取りマットなども効果的でしょう。しかし窓を開ける場合は、有効成分が車外に逃げてしまいマット類ではあまり効果が得られません。
それに蚊取りマットが防いでくれるのは、あくまで蚊のみ。(蚊以外の)大きな虫の侵入は防いでくれませんよね。
② 夜の睡眠時など『安全対策が必要』な場所なら
安全対策が要求される場所、場合(夜、特に睡眠時)にも、防虫ネットは活躍します。
手が通らない程度に窓を開け、ドアのロックをして眠れば、安全対策と暑さ対策、そして防虫対策とが同時に行えます。
また、窓に取り付けるだけで使用できるスクリーンドア(小窓用網戸)も、安全対策と虫対策を同時に行える、優れものアイテムといえるでしょう。
ドアを閉めた状態で空気の流れをつくることが出来る『スクリーンドア』
・健康面
『車中泊を快適に過ごすためのポイント、注意点』最後の一つが、『健康面』です。
① 体調管理
車の旅に限らず、すべての旅行において体調管理は決して忘れてはいけない項目。乗り物の旅に限って言うと『長時間同じ姿勢を保たないこと』は常に意識しておきたいですよね。長い時間足を伸ばせないでいると、エコノミー症候群(急性肺血栓塞栓症)になる危険性もあります。
乗り物の旅では、充分な水分補給、小まめなストレッチ、体制を変える、などを意識的に行い、筋肉が固まったり、血流が悪くなることを防ぎましょう。
また車酔いしやすい方や、普段から薬を服用されている方などは、薬や救急箱等の携帯もお忘れなく。
そして・・・当然のことではありますが、体調がすぐれない時などは、「せっかくの休みなのに」「キャンプ場の予約をしてしまった!」と言わず、勇気をもって旅行を中止しましょう。
② 車内環境づくり
車内環境は運転者だけでなく、乗員すべての気分や体調に影響します。
車中泊を含む『くるま旅』の場合、快適な車内づくりは決して無視できない重要なポイント。
特に宿泊については、いかに「フラットな床で眠れるか」が旅行の成功・不成功を分けるカギと言っても過言ではありません。
長い運転の間の休息です。シートを倒したまま足を曲げて眠るのではなく、足を延ばして眠れる、しっかりとしたベッドの用意をお勧めいたします。
車中泊にお勧めのワンボックスカー
今回は当社ユーアイビークルが、『車中泊アイテム』をご用意している5車種に絞り、お勧めワンボックスカーとしてご紹介します。
ハイエース
手軽にキャンピングカー風にアレンジ可能。シートアレンジとアフターパーツの豊富さ、荷室の広さなどから、車中泊やキャンピングカー仕様に大人気の『ハイエース』。
エブリイ/エブリイワゴン
軽自動車ながら、ゆったりとした荷室をもつエブリイ。軽キャブワゴンNo1の荷室スペースを備えるエブリイワゴンに関しては「キャンプや車中泊でも快適に過ごせる」とスズキが大々的に謳っているほど。
ジムニー/ジムニーシエラ
コンパクトながらも、その機動力とデザインで、キャンパーにもキャンプ女子にも人気急上昇中のジムニー/ジムニーシエラ。
キャラバン
荷室の広さクラスNo1を誇るNV350キャラバン。ハイエース同様カスタムパーツも豊富で、キャンプや車中泊にも非常に適した車種と言えます。
アルファード&ベルファイア
奥行、幅、共に充分な広さを誇るトヨタの高級ミニバン。キャンパー仕様でもゴージャスな内装が楽しめます。
ユーアイビークルの車中泊用カスタムパーツ
ユーアイビークルが誇る、9割以上が日本製の車中泊向けのパーツ。
ベッドキット
遮光パッド/カーテン
防虫ネット
スクリーンドア
防音材
その他のカスタムパーツ
ユーアイビークルのHPには、この他にもフロアマット、カーゴマット、ハンガーレール等、200種類を超えるカスタムパーツを掲載しています。
もちろんオンライン購入が可能!ぜひ一度ご覧ください。
最後に
車中泊を快適に過ごすための情報(豆知識)はいかがでしたでしょうか。
旅行は何と言っても『楽しく』『安全に』そして『快適に』行いたいですよね。
ハイエースはじめ、キャラバン、ジムニー、エブリイ、アルファードの車中泊パーツにご興味ございましたら、ユーアイビークルにご相談ください。
ハイエース、ワンボックスカーのカスタムパーツのことなら、ユーアイビークルへ
ユーアイビークルは、ハイエースを中心にワンボックス車用の機能的アフターパーツを全国に展開する、カスタムパーツブランド。
車中泊仕様のカスタムパーツはもちろん、外装パーツや快適な乗り心地を追求した『足廻りパーツ』も人気です。
本社(大阪府堺市)を拠点に、大阪店・名古屋店・埼玉店の3店舗を展開中。車輌購入前のご相談から購入後のカスタム等、ハイエースの事なら何でもお気軽にご相談ください。
ハイエースを知り尽くしたプロのスタッフが適切にアドバイスさせていただきます。
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車中泊施設情報(外部リンク)
くるま旅クラブが提供する安全・快適にくるま旅を楽しむための情報です。
よろしければご参照ください。